あまちゃん133話感想、トンネル外に見た別世界、ユイの表情が切ない [あまちゃん]
週始めの、あまちゃん第133話の感想であります。
震災によってトンネル内で止まった北鉄。
ユイの今度こそノーアクシデントで
東京に向かおうとしていただろう希望が断たれた。
全ての希望が断たれたのかと思わせる。
ユイの絶望に満ちた表情。
震災は容赦なく全てを奪っていく…
それが全てを語ってるのだと、
手にとるように伝わってきた…
それは震災のショックだけではないのが
手にとるようにわかる絶妙な演技だった。
何度も、東京に向かう度になにかアクシデントがあったのだから、
当然といえば当然だ。
修学旅行では骨折。
アイドル目指して初の東京上京時。
父の入院、続いて母の失踪で延期になる。
アキとの内緒での東京行きも失敗に終わる。
頼りたい時の母さえ失踪して、
心の拠り所も、夢さえも失い絶望したユイは…
一度は自分を見失いヤンキー化。
別人に変わり果てて周りを圧倒させた。
そんなことも、過去の想い出のように。
徐々に心を開いていった頃。
今回の予期せぬ震災が起こった。
今回の東京行きだけは、
ユイにとって過去の不運への最後の挑戦と思えた。
無事東京に辿りつくことこそが、自分の将来の成功を試す意味での、
ユイの真の目的だったと思える。
そのわずかな希望に破れ、全てを失ったかのような表情を、
ユイから見て取れてほんと切ない気持ちにさせられた。
動揺を隠し、乗客を安心させようと努力する姿。
大吉に北鉄職員のプロ意識を見た。
(大吉カッケー)
トンネルの外を確認しようと、
普段は開かない扉を開け表に出る車掌大吉。
不安を胸に押し殺し、
出口の希望の光にも見える外に向かって、
暗闇の中をゆっくりと足を進める大吉。
あのゴーストバスターズを口ずさみながら、
出口に向かう、一見軽やかに見えるその足取りは…
強がって無理して自分に勇気づけてるようにしか見えない。
軽やかにも、重く、痛々しくも見える光景だった。
希望であるはずの光のさす先。
トンネルの外に出た大吉が見たのは、
それは変わり果てた、
この世のものとは信じがたい
別世界を見るような無残な光景だった。
大吉の男泣き、驚愕の表情からも、
大切なもの全て失ったかのような、
どうしようもない葛藤。
そのとてつもなく大きなショックが痛いほど伝わってきた。
ユイに見せてはいけないと思ったのも束の間、
既にユイは変わり果てた光景を見てしまい、
放心状態になっていた。
事態を脳が収拾できていない。
もうなにがなんだかわからない。
どうすればいい?
二人の絶妙な演技により、
震災の悲劇が痛いほど伝わってきた。
これがクドカンガ伝えたかった描写なのだろうか…
最後にGMTメンバーの小野寺の母の無事。
夏ばっぱの着信履歴により希望を持てたアキ。
小野寺は実際に震災を経験してると聞く。
アキよりもリアル感が伝わってきた。
今後は復興に向けて描かれていくのでしょうね。
続く…
震災突入シーン。
やっぱり、揺れの演出だけで、
はっきりとは見せない演出だったね。
実写は出さないで、あのジオラマで表現した。
高台だったため、停車した場所で助かった
復興のシンボルになった車両。
泣ける…
ジオラマ、この伏線だったのか。
これは鉄拳アニメでは表現できなかったよね。
ジオラマの表現の発想もだけど。
クドカンは伏線回収の神であります。
OPテーマみたいに、猫もつい踊りだしたくなるような。
軽快で、明るい、楽しいイメージなドラマだけに。
実際に起こった重い話、ギャップがあるよね。
早いとこ、元の楽しい日常に戻ってほしい。
あの惨事を再び目にしたら。
トラウマを呼び起こす人も居るかもしれない。
でも、震災による不幸が起こった事実。
被害にあわなかった人も、
他人事と思わず、
ことの重大さを知ってもらうための演出なのだろうな。
火事場の見物みたいに、
面白半分で観るものじゃないからね。
このドラマに震災のリアルシーンを
期待されても困るんだろうけど。
格視聴者の想像力に委ねる演出。
やっぱり、震災の後の復興、そこを数々の経験で成長していき、
どう建て直していくかを描いていくドラマなんでしょうね。
あまちゃん卒業に向けて…
あまちゃんのテーマって、希望なのじゃないだろうか。
後一ヶ月ほどでドラマ終了か。
なんか名残惜しい気がする。
おまけのエピソード。
今回の大吉のトンネルの外の変わり果てた世界を見た表情。
昔紅麗威甦時代の杉本 哲太を思い出した。
ドラマだったか、映画だったかはわからないけど。
ある日、朝起きたら、第二次世界大戦中の時代になっていた。
世間知らずのヤンキー少年が厳しい世界に放り出される。
困難を切り抜け、軍隊で成長して、
当時の嶋大輔みたいな、オリジナルリーゼントアフロ?
(実は失敗したパーマから生まれたスタイルだそうで)
そんな感じのヘアスタイルを、バッサリ気って。
心身共に成長した姿、
坊主頭で敬礼してる男らしい杉本 哲太が、
意外性と、物凄いインパクト、存在感が印象的だった。
あの頃から演技の才能の兆しがあった。
もう一度見たくて探したけど、タイトルがわからないのでわからないまま。
大吉役に興味持った人はこちらでどうぞ。
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震災によってトンネル内で止まった北鉄。
ユイの今度こそノーアクシデントで
東京に向かおうとしていただろう希望が断たれた。
全ての希望が断たれたのかと思わせる。
ユイの絶望に満ちた表情。
震災は容赦なく全てを奪っていく…
それが全てを語ってるのだと、
手にとるように伝わってきた…
それは震災のショックだけではないのが
手にとるようにわかる絶妙な演技だった。
何度も、東京に向かう度になにかアクシデントがあったのだから、
当然といえば当然だ。
修学旅行では骨折。
アイドル目指して初の東京上京時。
父の入院、続いて母の失踪で延期になる。
アキとの内緒での東京行きも失敗に終わる。
頼りたい時の母さえ失踪して、
心の拠り所も、夢さえも失い絶望したユイは…
一度は自分を見失いヤンキー化。
別人に変わり果てて周りを圧倒させた。
そんなことも、過去の想い出のように。
徐々に心を開いていった頃。
今回の予期せぬ震災が起こった。
今回の東京行きだけは、
ユイにとって過去の不運への最後の挑戦と思えた。
無事東京に辿りつくことこそが、自分の将来の成功を試す意味での、
ユイの真の目的だったと思える。
そのわずかな希望に破れ、全てを失ったかのような表情を、
ユイから見て取れてほんと切ない気持ちにさせられた。
動揺を隠し、乗客を安心させようと努力する姿。
大吉に北鉄職員のプロ意識を見た。
(大吉カッケー)
トンネルの外を確認しようと、
普段は開かない扉を開け表に出る車掌大吉。
不安を胸に押し殺し、
出口の希望の光にも見える外に向かって、
暗闇の中をゆっくりと足を進める大吉。
あのゴーストバスターズを口ずさみながら、
出口に向かう、一見軽やかに見えるその足取りは…
強がって無理して自分に勇気づけてるようにしか見えない。
軽やかにも、重く、痛々しくも見える光景だった。
希望であるはずの光のさす先。
トンネルの外に出た大吉が見たのは、
それは変わり果てた、
この世のものとは信じがたい
別世界を見るような無残な光景だった。
大吉の男泣き、驚愕の表情からも、
大切なもの全て失ったかのような、
どうしようもない葛藤。
そのとてつもなく大きなショックが痛いほど伝わってきた。
ユイに見せてはいけないと思ったのも束の間、
既にユイは変わり果てた光景を見てしまい、
放心状態になっていた。
事態を脳が収拾できていない。
もうなにがなんだかわからない。
どうすればいい?
二人の絶妙な演技により、
震災の悲劇が痛いほど伝わってきた。
これがクドカンガ伝えたかった描写なのだろうか…
最後にGMTメンバーの小野寺の母の無事。
夏ばっぱの着信履歴により希望を持てたアキ。
小野寺は実際に震災を経験してると聞く。
アキよりもリアル感が伝わってきた。
今後は復興に向けて描かれていくのでしょうね。
続く…
震災突入シーン。
やっぱり、揺れの演出だけで、
はっきりとは見せない演出だったね。
実写は出さないで、あのジオラマで表現した。
高台だったため、停車した場所で助かった
復興のシンボルになった車両。
泣ける…
ジオラマ、この伏線だったのか。
これは鉄拳アニメでは表現できなかったよね。
ジオラマの表現の発想もだけど。
クドカンは伏線回収の神であります。
OPテーマみたいに、猫もつい踊りだしたくなるような。
軽快で、明るい、楽しいイメージなドラマだけに。
実際に起こった重い話、ギャップがあるよね。
早いとこ、元の楽しい日常に戻ってほしい。
あの惨事を再び目にしたら。
トラウマを呼び起こす人も居るかもしれない。
でも、震災による不幸が起こった事実。
被害にあわなかった人も、
他人事と思わず、
ことの重大さを知ってもらうための演出なのだろうな。
火事場の見物みたいに、
面白半分で観るものじゃないからね。
このドラマに震災のリアルシーンを
期待されても困るんだろうけど。
格視聴者の想像力に委ねる演出。
やっぱり、震災の後の復興、そこを数々の経験で成長していき、
どう建て直していくかを描いていくドラマなんでしょうね。
あまちゃん卒業に向けて…
あまちゃんのテーマって、希望なのじゃないだろうか。
後一ヶ月ほどでドラマ終了か。
なんか名残惜しい気がする。
おまけのエピソード。
今回の大吉のトンネルの外の変わり果てた世界を見た表情。
昔紅麗威甦時代の杉本 哲太を思い出した。
ドラマだったか、映画だったかはわからないけど。
ある日、朝起きたら、第二次世界大戦中の時代になっていた。
世間知らずのヤンキー少年が厳しい世界に放り出される。
困難を切り抜け、軍隊で成長して、
当時の嶋大輔みたいな、オリジナルリーゼントアフロ?
(実は失敗したパーマから生まれたスタイルだそうで)
そんな感じのヘアスタイルを、バッサリ気って。
心身共に成長した姿、
坊主頭で敬礼してる男らしい杉本 哲太が、
意外性と、物凄いインパクト、存在感が印象的だった。
あの頃から演技の才能の兆しがあった。
もう一度見たくて探したけど、タイトルがわからないのでわからないまま。
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